2015/11/05 09:02

ペットの手づくりフードで言われがちなのが「栄養が偏るのではないのか?」ということです。


確かに市販のペットフードは栄養バランスに優れています。「総合栄養食」というペットフードは、そのフードと水さえあれば、ペットが健康に生きることができるという前提で作られています。

ただし、市販のペットフードは、栄養素をサプリメントのように添加しているものが少なくありません。これは当然のことです。普通の食物から必要な栄養分をすべて摂取するのは、人間でも難しいことですから。

そうなると、「サプリから栄養を取らなくても、人間は死なない。ねこも最低限必要な栄養は摂るとしても、そこまで厳密にならなくてもいいのかも?」という考えが浮かんできます。

そんなことを考えていると、「市販フードと手づくりフード、両方食べればいいんじゃない?」と思うようになります。さらには、「手づくりフードでも、色々な原料から作られているものを食べれば、色々摂取できるんじゃない?」とも考えるようになります。

Meowronを作ったときに決めたのは、「できるだけ季節の野菜を使って、様々な原料から作る」ということでした。例えば、にんじんとかぼちゃ。成分的に似ていますが、やはり違う野菜です。例えばパテはにんじん、スープはかぼちゃ、など、色々な食べ方をしていただけるように心がけて、レシピ開発を行っています。

※とはいえ、ずっと市販フードで育ったうちの検食係は、野菜をなかなか食べてくれないので、ねこにとって食べやすい野菜を探すのに苦労しています…